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定義とうふ店複合施設

 

場所:仙台市青葉区

主要用途:店舗、工場、事務所、あずまや

竣工:2013年8月

延床面積:341.57㎡

 

宮城の山里にある、油揚げで有名な定義(じょうぎ)とうふ店。大きな直角三角形をした揚げたての油揚げをその場で食べられることで多くのお客さんが訪れる。 今回の改築では、①地元の特産品である油揚げをもっと広く多くの人に知ってもらうということ、②敷地内に公共駐車場からの路地を整備し、新たな回遊ルートを作り、門前町に賑わいの交差点を作ること、を計画の大きなテーマとした。
油揚げを揚げる工程は非常にダイナミックであり見ていて飽きない。その工程は店内だけでなく、整備した路地と揚場を隣接させ、揚場の路地側を大きなコーナーウィンドウとして、 賑わう路地から見ることができるようにした。たくさんの人に油揚げのことを知ってもらう仕掛けが用意されている。また油揚げを多くのお客さんが食べている光景を積極的に町に見せていくこと。 そのために店内だけでなく、あずまや、軒下、路地脇などにテーブル、ベンチを所々に配し、思い思いに飲食や休憩ができるという楽しみがある施設とした。その中を突き抜けるように路地を通している。 公共駐車場からの新たな路地が町にたくさんの人を運び、多くのお客さんが油揚げを食べる光景を横目に見ながら、正面の門前町通りへと合流する。それはまさに「賑わいの交差点」といったところで、非常に楽しく心地よい風景となった。 油揚げの味だけでなくこの風景もまた、宮城の食文化の一つとして多くの人々に愛されている。

 

 
外観